今から始める秋バテ予防!


ここ数年夏バテだけでなく「秋バテ」という言葉を耳にするようになりました。まだ残暑が厳しい今から対策をとることが秋バテの予防に繋がりますので、夏バテとの違いを知って涼しくなり始めに多いとされる「秋バテ」の予防に取組まれてみてはいかがでしょうか?

 

夏バテと秋バテの違いは?

夏バテは暑さや強い紫外線の影響で、怠さが続いたり食欲がなくなったりしますよね。それに対して秋バテは怠さや食欲不振に加え、めまいや立ちくらみ、不眠などの症状があります。

 

「秋バテ」チェック!

(1)冷たい飲み物が好きでよく飲む。

(2)夏は焼肉!やっぱりカルビ!

(3)夏の入浴はシャワーのみ!

(4)胃腸が弱い方だ。

(5)紫外線対策はあまりしない。

(6)冷房の設定温度は25度以下。

 

いかがでしょうか? 実は(1)~(3)の質問に該当が多かった人は一見、夏の間はとてもパワフルでバテるなんて無縁そうなタイプの人が多いのですが、夏の無理が秋になって体の不調を起こしてしまうタイプ。(4)~(6)の質問に該当が多かった人は夏の疲れがずっと残ってしまうタイプだと言えます。

 

今から始める秋バテ予防策

(1)まず冷たい飲み物や食べ物が好きな人は、温かいお味噌汁なども取るようにしましょう。胃に冷たいものが入ると胃が正常に働く温度に戻すためにそこでエネルギーが使われてしまいます。

(2)焼肉、しかも脂身の多いカルビなどは消化に非常に時間がかかり、夜遅くまで食べていたりすると、睡眠中も消化活動が活発なため睡眠の質が悪くなって疲れがたまりやすくなります。そろそろ食事を消化のいいものに切り替えていきましょう。

(3)シャワーのみの入浴、そしてその後はエアコンの効いた部屋で過ごす。すると体が冷えすぎてしまい、体温調整に体力を奪われてしまう結果になりかねません。ぬるめのお湯にゆったりつかることで自律神経も整い睡眠の質もよくなるので、これからは出来るだけ湯船につかるように心がけましょう。

(4)胃腸の弱い人は冷たいものを避け、噛むことを意識して、ゆっくり食べるようにするといいでしょう。現代人の咀嚼回数は一口あたり平均8回と言われています。食育のイベントなどで参加者の方の咀嚼回数を見ていると、5回ほどで飲み込んでしまう人も少なくありません。食事中のお茶や水を控え、良く噛んで自分の唾液で喉へと流すような食べ方をするといいでしょう。

(5)海などで日焼けをして、どっと疲れてしまった経験はないでしょうか?紫外線と疲労は一見、関係ないようですが実は強い紫外線を浴びると疲労原因タンパク質が体に蓄積されます。海に行かなくとも毎日浴びる強い紫外線でも疲労原因タンパク質は少しずつ体に蓄積され、それが秋になって「秋バテ」の症状を引き起こすこともあるので、サングラスや帽子、日傘などで紫外線対策をしっかりするといいでしょう。

(6)冷房の温度設定が28度というのは、科学的根拠がないと言われ始めましたが、25度以下はさすがに冷やしすぎです。室内と屋外の温度差があまりに大きいと自律神経が乱れてしまい、その結果不眠やめまいなどの「秋バテ」の症状に繋がってしまいます。自分が快適だと感じる温度に出来ない場合はカーデガンや膝掛けなどで上手く調節するよう心がけましょう。

 

この他にももちろん適度な運動をすることで基礎体力をつけるのも大切なこと。朝夕の気温が少し下がり始めた今、ウォーキングやジョギングなど少しキツいかな?と感じる程度の運動を始めてみてはいかがでしょうか?