夏の食を考えてみる


暑い日が続き食欲も落ち気味…そんな人も少なくないのではないでしょうか。

 

「暑くて昼はそうめんで。」

さて、その冷たいそうめんを食べる時の室内の温度は?

冷たいそうめんはさっぱりと喉ごしも良く、体を冷やしてくれますが、

エアコンのきいた部屋でそうめんを食べると、実は体が冷えすぎてしまいます。

特にデスクワークの人が昼食を取るためだけに、外出した際の一時的な暑さで、そうめんや冷たい麺類をつい頼んでしまう。気持ちは分からなくもありませんが、室内と屋外の気温差に加え体を中から冷やしすぎると体温調整に大きなエネルギーを使い疲れがたまってしまうこともあります。

昔からそうめんの薬味として、生姜とネギが定番となっていますが、生姜やネギは体を温める食材。エアコンのない時代でもそうめんという体を冷やす食べ物に体を温める食材を組み合わせていたほどです。

かき氷もそうですが、屋外から店内に入って汗が落ち着くまで少し待ってからオーダーを考えるというのも、ひとつの方法ではないでしょうか。

 

「ぬか漬け」

世界で最も栄養価の低い食べ物と揶揄されるほど、ほとんどが水分だと言われるきゅうり。

しかし日本人は古くから、そのきゅうりをぬか漬けにして食していました。

きゅうりをぬか漬けにすることで、糠に含まれるビタミンB群や乳酸菌、糠に混ぜられた天然塩に含まれる豊富なミネラルを補給していました。

残念なことに今、市販されているものは「ぬか漬けもどき」が多く時折、糠のついたものを見つけてもその糠に混ぜられているのが精製塩であることが多く、ビタミンB群や乳酸菌の摂取は期待出来てもミネラルの補給は期待出来ません。

ひと手間かけて、塩にこだわったぬか床を作ってみるのもいいかもしれませんね。

 

「すいかに塩」

昔はすいかに塩をかけて食べる光景はよく目にしました。いつからか減塩!減塩!と言われるようになり、その光景を見ることは少なくなってしまいましたが、すいかに塩をかけた時の味はきっと多くの人が今、熱中症予防として飲まれている飲料の味として「そう言われれば!」と思うはずです。

そう。スポーツドリンクの味。

スポーツドリンクは実は砂糖と塩にクエン酸などで風味を付けただけのもの。しかもその砂糖の量が多すぎるために、現役の高校ラグビー部の部員でも半分に薄めるほどだとか。

そう考えると、すいかに天然塩をかけて食べるというのは、水分と適度な糖質(果糖とショ糖)、そして汗とともに失われるミネラルの補給に

は適していると考えられますね。